Learn English From Movie Quotes!

『パルプ・フィクション/Pulp Fiction』(1994)
監督:クエンティン・タランティーノ/Quentin Tarantino

 

本日は、鬼才タランティーノの傑作『パルプ・フィクション』よりご紹介します!3つのパートからなるオムニバス形式の本作品は、軽快でウィットに富んだ会話と過激な暴力描写で世界中を虜にし、今なおカルト的な人気を誇っています。カンヌ国際映画祭でパルムドールやアカデミー賞脚本賞も受賞しましたね。ギャング映画でありながら、基本的には会話劇で、これがとにかく面白いんです。そして見事なまでに計算しつくされた、非直接的な時間軸。もうとにかくセンスの塊です!

セリフは、紳士的な掃除屋ウルフが、若い女の子に人間の品格について説いている会話の中から。

 

Just because you are a character, doesn’t mean you have character.
(個性的ってのと、品格があるかどうかってのは別の話だ)

 

 

character
登場人物、変り者、個性的な人(可算名詞)/性格、品性、品格、人格(不可算名詞)
上のセリフは、日本語に訳してしまうと意図がわかりづらくなるのですが、「character」という単語には、様々な意味があり、意味によって、可算名詞になったり、不可算名詞になったりします。これを利用した、非常に気の利いたセリフです。

可算名詞の方には、映画などのキャラクターという意味の他に、変り者という意味があります。

例:He is a character.
(彼はちょっと変わっている)

一方で不可算名詞の方には、性格などの意味に加え、品格という意味があります。

例:A man of character
(人格者)

Just because…doesn’t mean~
…だからって、~とは限らない

例:Just because you live in the US doesn’t mean you speak good English.
(アメリカに住んでるからといって、必ずしも英語が上手とは限らない)

例:Just because he went to a good university doesn’t mean he is better than us.
(いい大学に行ったというだけで、彼が私たちより優れてるとは限らない)

 

 

 

Ayami

新宿校

 

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