映画の名台詞から英語を学ぼう!『12人の怒れる男』

『12人の怒れる男/12 Angry Men』(1957)
監督:シドニー・ルメット /Sidney Lumet

本日は、ちょっと古い映画『12人の怒れる男』からご紹介します!一人の少年の有罪無罪をめぐって、12人の陪審員たちが議論を繰り広げる法廷ものです。元々はテレビドラマで、それがこの映画でリメイクされ、その後も何度も映像化、舞台化されている非常に有名な作品です。見たことはなくてもみなさん名前は聞いたことあるかと思います!基本的に一つの部屋で12人の男たちが議論するだけの会話劇なのですが、しかも白黒の古い映画ですが、非常にスリリングで、観客を全く飽きさせません。集団の中で意思決定や、偏見や先入観を取り除くことの難しさを描いた、法廷もの代名詞とも言える傑作です。
台詞は、目撃者の証言が正確さに欠けるという陪審員8に対し、そんな細かいところまで正確に言える奴いないよという陪審員3に対し、陪審員8が返した言葉。

 

Well, I think testimony that can put a boy into the electric chair should be that accurate.
(いや、一人の少年を電気椅子送りにするかもしれない証言なんだ、そのくらい正確じゃなきゃいけないだろ。)

 

文の構造
少し長めの一文ですが、分解して構造を見ていきましょう。
I think [testimony {that can put a boy into the electric chair} should be that accurate].

基本の文の構造:I think [ ]→[ ]だと思う
[ ]内:[testimony(S) { } should be(V) that accurate(C)]→[証言はそのくらい正確であるべき]だと思う
{ }内:testimonyを修飾→[{一人の少年を電気椅子送りにする}証言はそのくらい正確であるべき]だと思う

 

testimony
(主に法廷での)証言、証明

例: According to the witness’s testimony, two young girls ran away from the site.
(目撃者の証言によると、二人の若い女が現場から走り去った)

似ている単語「testimonial」というのがありますが、こちらは企業が、広告などで使うために集める「お客様の声」という意味なので、混同しないようにしましょう。

例:Why don’t we put the testimonials from our students on our website?
(生徒さんからの声をHPに載せるのはどうかな?)

 

accurate
正確な

例:The figures they gave me weren’t accurate.
(彼らが提出した数字は正確ではなかった)

例:His report of the incident is way more accurate than the police’s one.
(彼の事件に関する調査は警察のものより、かなり正確だ)

 

Ayami
新宿校

0 replies

Leave a Reply

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *